こんにちは。フミです。
今回は法人について書きたいと思います。
不動産投資を進めていく際に法人設立を考える人は多いかと思いますが、必ずしも法人がいいろは限らない事があります。
目次
法人設立をする理由
これはもう明確だと思いますが、一番の理由は税率です。
個人は累進課税なので、課税所得900万を超えてくると一気に所得税33%のゾーンに入ります。
これに住民税が加算されますので合計43%になってしまいますので、かなりの負担です。
対して法人は800万未満であれば23%前後、800万を超える部分に関しては33%前後位の実効税率になりますので、規模拡大を目指すのであれば法人設立は必須と言えます。
また、他にも相続対策、経費算入の幅、銀行からの目線、代表取締役のネームバリュー(笑)などなど色々とあるかと思いますが、大きな理由は税率だと思います。
法人はお金がかかる
ただ法人もいい所ばかりではありません。
個人に比べるとお金がかかる印象です。
個人であれば自分で何とかできる確定申告に比べ、法人は税理士に依頼しないとなかなか厳しい所があります。
その分当然税理士報酬という経費がかかります。
また、法人設立には司法書士に依頼すれば株式会社で30万程の経費がかかります。
あと法人の場合、収入が0でも税金を支払う義務がありますので、収入0でも7万ほどの納税が発生します。
要するに規模が大きくないとコストで損をする可能性があるという事になります。
法人は面倒が多い
基本的に個人ではなかった悩みが増えてきます。
会社のお金は自分のお金ではない為、自由に使う事は基本できません。
その為、役員報酬という形になるのが一般的ですが、その際には社会保険料、厚生年金の支払いが発生します。
収入に応じて高くなりますので、そういったコストもかかってきます。
報酬0であれば加入する必要はありませんが、それでも社会保険事務所からはいつもお尋ねがくるものですので、そういった意味では面倒が多いです。
規模拡大を目指さないのであれば個人で十分
個人的な考えになりますが、数棟持つ位のレベルであれば無理に会社を設立する必要はないかと思います。
むしろ面倒が多くなりますし、確かに税率は低くなるかもしれませんが、その分かかる経費も多くなりますので、トータルで見ると大して差がないという結果になるような気がします。
特に課税所得900万以内であれば個人でもいいと思っています。
物件を売却する際に個人は分離課税になるので法人の方が良いという考えもあると思いますが、5年以上保有すれば長期譲渡になるので20%になります。
法人で売却利益を相殺させるというのは簡単ではありません。
長期譲渡に勝るメリットはないような気がします。
まとめ
無借金経営ができるのであれば、個人で3棟位持っていれば十分暮らせるレベルのはずです。
なので無理な拡大をしないのであれば私は個人をオススメします。
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